BOK-962 A5判 モノクロ 304ページ
著者:野中一興(うしおえ太陽クリニック院長)
がん、難病の患者さんに希望を与えたい―
「とある学会で野中先生と会い奇跡的治癒について私の理論を説明しました。
今回、奇跡が起きる医学的なメカニズムを説明したこの本を興味をもって読ませていただきました。
この本、推薦いたします。」
推薦者:「元ノートルダム清心女子大学教授」 保江邦夫
著者「はじめに」より。
私は、整形外科や内科中心に患者さんを診ながら、統合医療の学会研究会に所属し、臨床研究を行っている医師です。三十年近くも医師をしていると不思議なことを多々経験します。それは医学的には納得のいかないことですが、重篤な患者さんが奇跡的に治癒してしまったという経験です。
医学的には治るわけがなく、あとは統計的にも死を待つばかり(いわゆる余命宣告をされた)の患者さんが、回復して治癒してしまうことを実際に目の前で何度も見てきました。
私は、医師になって経験してきたこの「奇跡的治癒」についてここ数年ずっと研究してきました。奇跡的治癒は「治癒」の一部なので「治癒」の研究とも重なります。この本は、その「奇跡的治癒」がどのように起こるのか、そのメカニズムを、現時点の研究成果としてまとめたものです。
著者 野中一興氏
推薦者 保江邦夫氏(左)
【目次】
第1章 研修医時代の私・医師になるまでの話
・それでも聖職でありたいと
・高邁な理想論から離れることはできない
・現場に出た研修医の直面するもの
第2章 ヒーリングが起こす奇跡について・治るはずがない病気が治った
・瞑想で遺伝子の正常化
・不思議な線維筋痛症
・依存心と痛み
・聖痕伝説
第3章 外科の先輩・組織の中では生きていけないタイプ
・いつも悩んでいたかもしれない
第4章 治癒をもたらす脳と体の働き
・脳内ホルモン分泌の異常
・脳内ホルモン分泌の異常
・線維筋痛症の症例
第5章 医療気功と医療ヒーリング・気功法の効果
・プラシーボ効果と奇跡
・気功について
・医師の面前に起きた奇跡的治癒
・奇跡の前提「心から信じる気持ち」
・末期がんの自然治癒〜奇跡的治癒
・私のクリニック
・プラシーボ効果と反対のノシーボ効果
・ヒーリングの名医
・がんと心の問題の複雑な絡み合い
・DNAを治せば治るのか
第6章 病気とストレス・心理的ストレスと病気
・病気と脳と体
・脳と鬱への考察
・ヒーリング治療の実験
第7章 点滴療法と奇跡
・理想と現実の狭間で
・高濃度ビタミンC点滴療法で新たな道へ
・ステージⅣの治癒が当たり前
・鹿児島で「奇跡」を研修
第8章 現代医学の限界
・医師の物質・薬信仰
・医学会の暗闇について
第9章 奇跡を起こした人たち
・Dr.ウイークスのIPT療法
・非常に有効ながん治療法
・Dr.ウイークスに学んだこと
・食事制限が守れない人には治療せず
・がんを治すのに一番大切なこと
第10章 心と体について
・脳と意識
・意識とは一体どのようなことか
・意識と脳科学
・脳と幻覚
・意識と病気
・記憶と病気
・ストレス反応
・医学的に説明するストレスとは何か
・ストレスは体に害を及ぼすものなのか
・ゆとりのある生活
・意識できないストレス
・自覚のないストレス症例
・膝関節痛のマサル君
・成功することと幸福
・学生時代の仲間の話
・ストレスと死
・すい臓がんの症例
・肺がんと感情
第11章 奇跡を起こすために
・奇跡的治癒はどのようにやって来るのか