1993年12月12日 　日本武道館

'93　強者たちのファイナルゲーム

空手は、ミニオリンピック・アジア大会正式競技に決まってからは、選手の技術の向上さらに競技人口のアップと、ますます盛んになりつつある。
その中で1993年をしめくくる「第21回全日本空手道選手権大会」が12月12日、武道の殿堂・日本武道館にて華やかに開催された。
特に男子組手は、激戦の連続、清水・榎戸・山崎・山本・藤田（典正）・仁木・竹之内・松元・針生・尾方・渡辺（純一）・藤田（清晴）・寺田・椎名等、ベテラン・新鋭の優勝候補が混戦模様まさにサバイバルマッチとなった。
結果は、優勝がなんと全日本4回制覇した清水を破り、尾方弘二が初優勝。準優勝に清水、3位に、アジア大会で大活躍の松元が入った。また女子組手は、迫を破った嶋崎貴子と、社会人1年生の広瀬弘美の激突。懐の深い広瀬が、嶋崎をうまく引き込んでポイントを重ね初優勝。
男子形は、今年負け知らずの阿部が2年連続優勝。準優勝に味のある形を演じた与儀、3位に相原、4位に桶川が入賞。
女子形は、横山・三村の胸のいたくなるような戦いを横山が制して全日本初優勝。
'93強者たちのファイナルゲームは、決して見逃せません。

収録内容

男子個人組手
1回戦ハイライト
榎戸哲也（栃木）ｖｓ山崎博（静岡）
藤田清晴（大阪）ｖｓ椎名志津男（茨城）

２回戦ハイライト
清水裕正（東京）ｖｓ山崎博（静岡）
藤田典正（大阪）ｖｓ二木孝博（学連）
竹之内学（鹿児島）ｖｓ松元和昭（香川）

３回戦ハイライト
清水裕正（東京）ｖｓ山本晋一郎（福岡）
藤田典正（大阪）ｖｓ比嘉育哉（沖縄）
池田浩二（大分）ｖｓ水月晃（熊本）
松元和昭（香川）ｖｓ針生泰（山梨）
筒井慎吾（東京）ｖｓ尾方弘二（京都）
寺谷昌宏（兵庫）ｖｓ渡辺純一（千葉）
藤田清晴（大阪）ｖｓ馬場秀和（佐賀）

準々決勝戦
清水裕正（東京）ｖｓ藤田典正（大阪）
池田浩二（大分）ｖｓ松元和昭（香川）
尾方弘二（京都）ｖｓ武川秀和（宮城）
藤田清晴（大阪）ｖｓ渡辺純一（千葉）

準決勝戦
清水裕正（東京）ｖｓ松元和昭（香川）
尾方弘二（京都）ｖｓ藤田清晴（大阪）

３位決定戦（不戦勝） 松元和昭（香川）ｖｓ藤田清晴（大阪）

決勝戦
清水裕正（東京）ｖｓ尾方弘二（京都）


女子個人組手

３回戦ハイライト
迫祐美（東京）ｖｓ平野里華（実業団）
福井由夏（高体連）ｖｓ南康子（石川）
辻田美代子（奈良）ｖｓ嶋崎貴子（東京）
藤岡映里（大阪）ｖｓ西氏弥生（宮崎）
広瀬弘美（大阪）ｖｓ大野陽子（岐阜）
朴原幸代（滋賀）ｖｓ福島礼子（茨城）
河村祐子（静岡）ｖｓ田中美和子（新潟）

準々決勝戦
迫祐美（東京）ｖｓ福井由夏（高体連）
藤岡映里（大阪）ｖｓ嶋崎貴子（東京）
広瀬弘美（大阪）ｖｓ朴原幸代（滋賀）
上田奈津子（北海道）ｖｓ河村祐子（静岡）

準決勝戦
迫祐美（東京）ｖｓ嶋崎貴子（東京）
広瀬弘美（大阪）ｖｓ上田奈津子（北海道）

３位決定戦
迫祐美（東京）ｖｓ上田奈津子（北海道）

決勝戦
広瀬弘美（大阪）ｖｓ嶋崎貴子（東京）

男子個人形
第４位　樋川光治（関東）
第３位　相原智之（近畿）
第２位　与儀実勝（九州）
第１位　阿部良樹（前優勝）

女子個人形
第４位　浅野麻衣子（学連）
第３位　林佳子（北信越）
第２位　三村由紀（前優勝）
第１位　横山久美（近畿）