2000年12月10日 　日本武道館

20世紀を締めくくる「第28回全日本空手道選手権大会」が12月10日、日本武道館にて開催されました。

今大会は、20年ぶりにメンホーをはずして素面にての真剣勝負となり、素晴らしい試合が続出。特に男子組手は、3連覇を狙う水月晃が強豪国分利人・仁木孝博を破り決勝進出。一方、天才空手家といわれながらいまだ無冠の松崎沢宣が志水亮介・藤井栄治といった強者を力で押さえ決勝まで昇り詰めたのです。
決勝戦は、まさに精神と肉体の総力戦。手に汗握る攻防で両者あい譲らず2対2のまま、残り一秒、松崎のカウンターが水月3連覇の夢を砕いたのです。

また、女子組手では、世界2連覇という偉業を達成した迫裕美がなんと8年ぶり、2度目の日本一をつかみ取りました。

男子個人形は、9連覇を狙った阿部にわずか0.2の僅差をつけ土屋秀人が初優勝。

女子個人形は、世界大会連覇したばかりの若井敦子が全日本4連覇で20世紀最後の戦いを締めくくったのです。

日本一をかけ、第15回世界大会王者、とやま国体の覇者が無差別で競う日本武道館決戦をぜひ、ご視聴頂き、新世紀へ動き出した空手道をお楽しみ下さい。

【収録内容】
■男子個人組手／前半戦ハイライト
国分 利人（千葉） VS 飯田 善紀（学連）
金澤 伸明（東京） VS 藤村 卓樹（大阪）
松崎 沢宣（富山） VS 馬場 秀和（佐賀）
藤井 栄治（山口） VS 榎戸 哲也（栃木）

■女子個人組手／前半戦ハイライト
山口 奈津（学連） VS 宮本 佐知子（神奈川）
宮本 佐知子（神奈川） VS 奥田 優子（大阪）
平田 悠野（茨城） VS 朴原 美智代（京都）

■女子個人形
第8位　田中 純子（実業団）／スーパーリンペイ
第7位　諸岡 奈央（学連）／チャタンヤラクーサンクー
第6位　望月里奈（高体連）／マツムラハバッサイ
第5位　雨宮 さゆり（関東）／チャタンヤラクーサンクー
第4位　豊見城 あずさ（九州）／アーナン
第3位　若林 春日（中国）／チャタンヤラクーサンクー
第2位　駒山 恭子（北信越）／ウンスー
第1位　若井 敦子（実業団）／スーパーリンペイ

■男子個人形
第8位　山本 和貴（高体連）／ゴジュウシホショウ
第7位　東野 誠（近畿）／クルルンファ
第6位　与儀 実勝（九州）／スーパーリンペイ
第5位　宮國 淳（学連）／スーパーリンペイ
第4位　古川 哲也（北信越）／スーパーリンペイ
第3位　藤本 治豪（実業団）／ニーパイポ
第2位　阿部 良樹（東北）／スーパーリンペイ
第1位　土屋 秀人（関東）／ソーチン

■女子個人組手／準々決勝戦
藤岡 映里（宮城） VS 三上 茉莉子（高体連）
奥田 優子（大阪） VS 水野 庸子（千葉）
迫 祐美（青森） VS 織田 かおり（宮崎）
平田 悠野（茨城） VS 平石 さやか（長崎）

■女子個人組手／準決勝戦・3位決定戦
藤岡 映里（宮城） VS 奥田 優子（大阪）
迫 祐美（青森） VS 平石 さやか（長崎）
奥田 優子（大阪） VS 平石 さやか（長崎）

■女子個人組手／決勝戦
藤岡 映里（宮城） VS 迫 祐美（青森）

■男子個人組手／準々決勝戦
水月 晃（熊本） VS 国分 利人（千葉）
藤村 卓樹（大阪） VS 仁木 孝博（実業団）
松崎 沢宣（富山） VS 志水 亮介（京都）
佐藤 誠也（宮崎） VS 藤井 栄治（山口）

■男子個人組手／準決勝戦・3位決定戦
水月 晃（熊本） VS 仁木 孝博（実業団）
松崎 沢宣（富山） VS 藤井 栄治（山口）
仁木 孝博（実業団） VS 藤井 栄治（山口）

■男子個人組手／決勝戦
水月 晃（熊本） VS 松崎 沢宣（富山）